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絵画教室アトリエオーブ/画家 今尾則之のブログです。
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2017年も残すところあと10日となりました。
さて先日アトリエでは、来年1月の集中講座『デッサン はじめの一歩』のお申込み受付を開始しました!

初めてこの講座を開講して早いもので10年経ちます。アトリエHPの講座紹介ページで触れましたが、この講座は「もし今デッサンを学ぶとしたら、どんなカリキュラムで勉強したいか」というところから出発しました。

僕がデッサンを始めた十代の頃はまだ「四の五の言わずとにかく描け」というご時世でした。もちろん自ら得た知識は忘れませんし、物事の習得に近道はないかもしれませんが、振り返ると僕のデッサン道(?)は回り道が多く、もう少し効率良く学べたと思い当たることもあります。

そこで初めてデッサンを学ぶときに、僕が遠回りして得た知識や技術も併せて始められたらベストでは、と思って作ったのがこの講座です。

それから10年、プロのクリエイターやご趣味の方など個々の目的・目標に合わせて、まずはデッサンを楽しく学べるように、そして受講生の望むかぎり短期でもデッサンを究められるように、内容や組み合わせを変えながら今の形になりました。また、せっかく自分が開いたアトリエで開講するので毎回内容もブラッシュアップしていて、さらに充実した講座になっていると思います。

今回も日曜クラスは1月28日14:00から、水曜クラスは1月31日19:30から、2クラスともに全9回で実施いたします。ぜひこの機会にアトリエオーブでデッサンと向き合うひとときをお楽しみください!



もうひとつ以前もご案内しましたが、12月16日〜3月18日まで東京・自由が丘にある世田谷美術館分室 宮本三郎記念美術館で「第4回宮本三郎記念デッサン大賞展」が開かれています。今回「灯(ともしび)」という木炭デッサンを出品しました。デッサン道を遠回りした画家が一生懸命描きました。もしお近くにお越しの際には、ぜひ足をお運びください!どうぞ宜しくお願いいたします。





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気がつけばもうすぐ師走です、と毎年書いている気がします...。
しかし例年に増して、今年は時間の経つのが早いです。もう少しゆっくりしてくれても良いのですが、時は待ってくれませんね。

さてアトリエでは、デッサン集中講座に続いて4月から不定期で人物デッサン講座をスタートしました。前回ブログでもお知らせした通り、9月に3回目をやりました。もう度々書いてますが、やはり人物画は楽しいです!制作をしていてあまり時間に縛られるのも困りますが、生身のモデルさんを前に時間内に納得のいくところまで描き切る、あの葛藤と緊張感は得難いものです。今回も少しだけ描かせてもらいました。



またもし人物画にご興味のある方、まったく初めての方もベテランも、さらに現役クリエイターも大歓迎ですので、ぜひお気軽にお問い合わせ下さい。次回は来年、また必ず開講します!

さて日々に追われ追われて早幾歳月、こればかりは逃してなるものか!...ということで先日「運慶展」に行ってきました。待ち時間もなく楽に観れたという話をチラホラ聞いていたので、余裕の心持ちで上野駅から会場まで歩いてると、やたら多くの集団がどう贔屓目に見ても東京国立博物館の方角へと足早に向かっています。

「うーん、嫌な予感...」

的中です。あとで調べたら僕が行った日だけ妙に混んだようでした。やはりナントカの法則ですね。「入場まで70分待ち」と書かれていたので一瞬悩みましたが、もうこれを逃すと見られないと思い、覚悟を決めて並びました。

しかし国立博物館のスタッフの目測正確です。正直70分って書いてても少しは早く入れるだろうと思ってたら、キッチリ70分並びました。会場のなかは大賑わいでしたが、70分待ったので元をとるべく目を皿のようにツブサに仏像を見て回りました。

ありきたりの感想ですが、スゴイです!運慶はもちろん、康慶・湛慶・康弁と、誰の作品かハッキリしないものも見事でした。チラシにもあった無著・世親菩薩立像、後補でも鮮やかな彩色の聖観音菩薩立像、劇画みたいに誇張された動きの四天王立像と、慶派一門スゴイです。個人的には重源上人坐像のリアリティに目を奪われました。



僕を含め皆70分待たされた後の観覧ですので、会場内はバシバシぶつかってくる人、横入り斜め入りの人、テコでも動かない人、「誰が作ったの?」と連呼してる人など、仏様を見に来ていることを忘れさせるほど混乱していましたが、それでも待った甲斐がありました。

そしてたとえ日々に追われても、こういう時間は持つべきだと身に染みました。




また、日々に追われて久々の更新となりました。
考えてみれば最近、毎回こんなことを書いている気がします。

今回はその日々について書きたいと思います。まず8月初旬、昨夏に引き続き岩手県文化振興事業団のお手引きにより、盛岡市と一関市の3つの高校でワークショップを行ないました。3校とも前回と同じ学校でしたので、今回は少し趣向を変えてデッサン以外にアクリル画や油絵、人物クロッキーなどを指導しました。どの学校も生徒さんが本当に絵を楽しんでいて、絵具まみれで一生懸命に描く生徒さんたちを見て、アドバイスを送りながら嬉しい気持ちが止まりませんでした。

8月下旬はアトリエで2回目の人物デッサン講座を行ないました。今回も「人を描きたい!」という皆さんにご参加いただき、皆で人物デッサンを堪能しました。僕も皆さんの作品を拝見する合間に少し描かせてもらいました。
完全な未完成ですが、こんな感じです。



そしてまさに今、3回目の「人物デッサン講座」のお申込み受付中です!!まったく初めての方はもちろん、ベテランの方、イラストや3DCGなどプロのクリエイターも、会員に限らず一般の方もお申込みいただけます。「人物を描きたい!」皆さま、お気軽にお問い合わせください。


最後に日々のなかからお知らせがあります。先月、小松市立宮本三郎美術館主催の「第4回宮本三郎記念デッサン大賞展」に入選し、その展覧会が明日9月23日(土)〜12月3日(日)まで同美術館にて開かれます。




金沢・小松市方面にお住いの方、金沢にご出張中の方、ちょうど金沢旅行最中の方、お時間がございましたらご高覧いただけると幸いです。展覧会はその後、12月16日〜翌年3月まで東京・自由が丘の宮本三郎美術館にて巡回展を行います。またそちらの日程が近づきましたら、あらためてお知らせ差し上げます。どうぞ宜しくお願いいたします。




連日の梅雨空でさすがにお日様が恋しくなります。

さて、いよいよアルベルト・ジャコメッティ展が始まりました。最近展覧会で「まだやってる」と油断しては見逃すというミスが続いていたので、前回の草間彌生展の反省も生かし、何を隠そう初日に見てきました。さらに前売りも買って特典のプレスリリースもゲットしました。もう、前売り買って初日に行ったのは「スパルタンX」以来です。



大学時代に初めて見てからジャコメッティは常に憧れの存在でした。矢内原伊作の本も若い頃からの愛読書で、ほとんど網羅しています。数年前に出版された最後の砦ともいうべき「完本 ジャコメッティ手帖」はカタカナと仏語で非常に読みづらかったり、あまりに悲観的なジャコメッティに「いい加減にしなさい!」とツッコミを入れたくもなりましたが、今まで読んできたエピソードが全て繋がっていくようでサイコーでした。

そして今回のジャコメッティ展もサイコーでした!彫刻はもちろん、見たことがない油彩も展示されていて、国内で行なわれる回顧展ではかなり充実している方ではないでしょうか。欲を言うと油彩画がもう数点来てくれると完璧でしたが、今回の内容でも十分お腹いっぱいになります。僕は特にディエゴの胸像とマーグ夫人を描いた油彩画、矢内原伊作がとっておいたジャコメッティの走り描きなどが面白かったです。

以前、友人から「ジャコメッティの彫刻は鑑賞者に見る位置を指定している気がする」と言われたことがあって、ジャコメッティを見るとその事を思い出しては何となく答え出ずの状態でした。そして今回あらためて作品群をみて、確かに大きな作品にはその見方ができる面があるのですが、胸像や小さいオブジェは斜めや横側、後ろにも意識があると思いました。

個人的にも長かった疑問に結論らしきものが出ましたし、ジャコメッティ展、やっぱりもう一回行こうかな?




また久しぶりの更新になってしまいました。

まずご報告が遅れてすみません。
アトリエでは4月に初めての人物デッサン講座を行ないました。授業の時にも思わず口に出ましたが、人物デッサン、やっぱり楽しいですね!僕は人物で絵やデッサンを勉強してきたので、何か自分のホームグランドに戻ったような気になりました。今回ご参加いただいた皆さんも、授業での様子や完成した作品を拝見していると、人物画を楽しんでいただけたのではないかと思います。

今回は2週でデッサンに限定したので、いずれ回数を増やして水彩やアクリル・油絵が描ける人物画講座をやりたいですね。また次回の詳細が決まり次第Webサイトでお知らせいたしますので、ぜひアトリエに描きにいらしてください!

さてこの数週間、毎回授業が始まる前に「今日絵が完成した人がいたら、FBページとG+に作品画像のアップをお願いしよう!」と心に誓うのですが、終わり頃には完全に忘れてしまうという失態を演じ続けていました。

正確には授業の途中まで「今日こそは!」と覚えているのですが、授業が終わり作品が完成して一緒に喜んでいるうちに何か思考が「ポンっ」と飛びます。そして作品を梱包し「お疲れさまでした〜」と見送ってから、一息ついている時に「あ"ーっ!!!」と記憶が蘇るというルーティーンです。

我ながら呆れるほどお約束になってしまい、決して認めたくはないけれど、確実に年を重ねていることを実感してます。そんなこんなで代わりに、この間デッサン集中講座のテキストを改訂した際に描いた球体デッサンをFBページとG+にアップしました。久々に石膏の幾何形体を描きましたが、素材感の表現という意味で突き詰めると結構難しいモチーフではないかとも思います。





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プロフィール
HN:
今尾則之
年齢:
53
性別:
男性
誕生日:
1971/02/13
職業:
画家
趣味:
古本屋巡り
自己紹介:

東京都生まれ。

1993年 日本大学芸術学部美術学科絵画コース卒業。
2000年 フランス留学 (パリ)

2001年 アカデミー・ド・ラ・グランショミエール在籍

2004年 フランス学士院芸術
アカデミー主催 Paul-louis WEILLERコンクール'04 入選

2006年 帰国
2006年〜08年 デッサン教室講師 (池袋)

2009年 日本芸術センター主催 第3回絵画公募展入選

2010年 個展“La Résonance”
開催 (Gallery 5610/南青山)

2012年 個展“Le Reotur”
開催 (Gallery 5610/南青山)

2009年〜13年 絵画教室講師 (吉祥寺)

2013年 絵画教室 アトリエオーブ開講 (代々木上原)
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