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絵画教室アトリエオーブ/画家 今尾則之のブログです。
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連日の梅雨空でさすがにお日様が恋しくなります。

さて、いよいよアルベルト・ジャコメッティ展が始まりました。最近展覧会で「まだやってる」と油断しては見逃すというミスが続いていたので、前回の草間彌生展の反省も生かし、何を隠そう初日に見てきました。さらに前売りも買って特典のプレスリリースもゲットしました。もう、前売り買って初日に行ったのは「スパルタンX」以来です。



大学時代に初めて見てからジャコメッティは常に憧れの存在でした。矢内原伊作の本も若い頃からの愛読書で、ほとんど網羅しています。数年前に出版された最後の砦ともいうべき「完本 ジャコメッティ手帖」はカタカナと仏語で非常に読みづらかったり、あまりに悲観的なジャコメッティに「いい加減にしなさい!」とツッコミを入れたくもなりましたが、今まで読んできたエピソードが全て繋がっていくようでサイコーでした。

そして今回のジャコメッティ展もサイコーでした!彫刻はもちろん、見たことがない油彩も展示されていて、国内で行なわれる回顧展ではかなり充実している方ではないでしょうか。欲を言うと油彩画がもう数点来てくれると完璧でしたが、今回の内容でも十分お腹いっぱいになります。僕は特にディエゴの胸像とマーグ夫人を描いた油彩画、矢内原伊作がとっておいたジャコメッティの走り描きなどが面白かったです。

以前、友人から「ジャコメッティの彫刻は鑑賞者に見る位置を指定している気がする」と言われたことがあって、ジャコメッティを見るとその事を思い出しては何となく答え出ずの状態でした。そして今回あらためて作品群をみて、確かに大きな作品にはその見方ができる面があるのですが、胸像や小さいオブジェは斜めや横側、後ろにも意識があると思いました。

個人的にも長かった疑問に結論らしきものが出ましたし、ジャコメッティ展、やっぱりもう一回行こうかな?



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プロフィール
HN:
今尾則之
年齢:
53
性別:
男性
誕生日:
1971/02/13
職業:
画家
趣味:
古本屋巡り
自己紹介:

東京都生まれ。

1993年 日本大学芸術学部美術学科絵画コース卒業。
2000年 フランス留学 (パリ)

2001年 アカデミー・ド・ラ・グランショミエール在籍

2004年 フランス学士院芸術
アカデミー主催 Paul-louis WEILLERコンクール'04 入選

2006年 帰国
2006年〜08年 デッサン教室講師 (池袋)

2009年 日本芸術センター主催 第3回絵画公募展入選

2010年 個展“La Résonance”
開催 (Gallery 5610/南青山)

2012年 個展“Le Reotur”
開催 (Gallery 5610/南青山)

2009年〜13年 絵画教室講師 (吉祥寺)

2013年 絵画教室 アトリエオーブ開講 (代々木上原)
コメント
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