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画家 今尾則之のブログです。日々の生活や制作のことを書いていきます。
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いつもの通り、あっという間に5月です。
GWも終わって、平常な日々がやって来たようです。

ボクは相変わらず描いています。
前回の作品と併せて、新たに数枚を描き始めました。
じつはこの間、画材屋でロールキャンバス10m(!)を購入したので、
「スカーフェイス」で大量のブツを前にしたトニー・モンタナみたいに、
しばらくは笑いが止まらないほど描き放題できます。

さてGWはほとんど外出しませんでしたが、唯一根津美術館で
行なわれている光琳展を観に行きました。

もちろんお目当ては燕子花(カキツバタ)の屏風です。
N.Y.メトロポリタン美術館所蔵「八橋図」と根津美術館所蔵の国宝「燕子花図」、
この二点が揃うのは実に100年振りだそうです。

いやー、素晴らしかったです。

根津美術館所蔵の作品は燕子花のみのシンプルな構図で、メトロポリタン美術館
の方には燕子花と併せて橋が雷模様のように簡略化され描かれています。

もちろんそれぞれ観ても美しいのですが、後ろの方で中央に立って二作品を
見比べると壮観です。そう、映画で例えるなら「ゴッドファーザー」のPart1と
2のような、どちらも甲乙の付け難い作品でした。

しかし時代背景もあるのでしょうが、浮世絵同様、日本の良い作品は海外へ流れて
しまうことが多いですね。この「八橋図」も紆余曲折を経てオークションに出され、
最終的にメトロポリタン美術館が購入したそうです。そういえばパリのギメ美術館
にも日本の素晴らしい木彫作品がありました。戦時中の混乱や略奪ならいざ知らず、
正規の取引で国宝級の作品が海外に点在しているという国も珍しいものです。


話は変わりますが、先日念願のデジカメを購入しました。

早いもので前回の購入から約10年も経っていて、さすがに最近では外で使うのも
気が引けるくらいに型が古くなってしまったので、この半年間吟味していました。
悩んだ末、前回も安定感が素晴らしかったニコンに決めました。

と言っても、前回はコンパクトカメラで、今回も「J1」というデジタル一眼レフ
のなかでもお手頃な機種です。

ちなみにHPに掲載している油彩は、ほとんど前回のカメラで撮影しました。
前回は色味や絵肌を出すのが難しく、また大きい作品になるとどうしても歪みが
出てしまっていたので、これで作品撮りも少しはマシになることでしょう。

もし変わらなかったら、ボクの技術不足ということで諦めます...。



早速試し撮りということで、ウチに6年咲く花です。


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春の心地よい陽気が続きます。
前回空振りした桜も、各所で満開を迎えています。


ここ数年、映画館に行く機会がメッキリ少なくなりました。

「小屋に行けないのなら、せめてご家庭で」と、

先日久しぶりに気が向いてレンタルDVD店に行きました。
かれこれ半年以上来店していなかったので、公開時に観れなかった作品や
興味深々なタイトルの映画が棚にズラリと並んでいました。
つい4枚1000円という声に釣られて、

「ウォッチメン」
「THE RUNAWAYS」
「SOMEWHERE」
「BIUTIFUL ビューティフル」

以上の作品を借りました。

ただでさえ映画を観る時間を失っているのに、一週間でそんなに観れるのか
半信半疑でしたが、我が家の裏家訓でもある、

「元を取る」

を心に誓い、全作品拝見しました。
...と、そんなオオゴトでもありませんが。

今回一番印象に残ったのは、やはりアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督
の作品「BIUTIFUL ビューティフル」です。

この、一生覚えられる気がしない名前を持つ監督の作品は、
毎回観る側にある種の覚悟を求めてくる気がします。

以前、友人と軽い気持ちで「21グラム」を観に行ったときなど、その強烈な展開に
ショックを受け過ぎて、終了後はお互い一言も喋らず帰ってしまいました。


全く違う内容の映画ですが、その昔、大学の友達とジャケ買いのようにして
「ミッドナイト・エクスプレス」(※メチャクチャ重い作品です)を借りて、
喜び勇んで上映して、観終わったときの空気感によく似ています。

映画を観る前はあんなに明るく無邪気で、元気丸出しの二人でしたが、
本編終了後、

「...オレ、帰るわ」

と一言残して、原チャリで逃げるようにして帰った友人。
あの後ろ姿と原チャリの排気音は今だに忘れることができません。


「アモーレス・ペロス」や「21グラム」同様、今回も例に洩れず、素晴らしい
俳優陣と、嫌になるくらい現実的なストーリーにハマってしまいました。
観る度に感心しますが、この監督の映画に出てくる役者さんは上手過ぎます。
この「BIUTIFUL」でも主人公の別れた妻役の女優さんが、

「本人じゃないのか?」

と見紛うほどの演技力で、身のヨジレルようなやるせなさを演出しています。


「BIUTIFUL」だけではなく、今回どの作品もじつに面白くて、
おかげで久々に映画の世界を堪能することができました。



参りました、あっという間に4月です。


ボクは相変わらず描いています。
前回に引き続き、昔考えていて描けなかった画題に取り組んでいて、今はピカソ
の若い頃の作品を基に一枚描いています。この絵は二十代に挑戦したのですが、
当時は気持ちに技術が追いついていなかったと言いますか、気持ちだけビシビシ
盛り上がって何ヶ月もこねくり回した挙げ句、結局跡形も無く潰れてしまった
という、苦手意識満載の画題です。

今回も終盤に差し掛かり四苦八苦していますが、何とか踏ん張って雪辱(?)を
果たしたいと思っています。

まぁ、勝手に一人で描いているだけですが...。


さて、この季節の楽しみは何といっても桜です。
昨日は天気も良かったので、馬事公苑や仙川の桜の様子を見に行きました。

桜好きと書きながら、じつは毎年ビミョーに満開からズレてしまっていたので、

「今年こそは!!」

と思って気合い十分で出掛けたら、フルスイングで空振りしてしまいました。

...さすがに早過ぎです。

でも馬事公苑ではお祭りが行なわれていて、馬も沢山見れたし、陽気も心地良く、
思えばこういう時間を持つのは久しぶりで良い休日となりました。


そういえばパリでも、いわゆる染井吉野とは少し違って枝垂桜とか八重桜
に近い品種だったと思いますが、春には桜が多く見られました。

やはり日本人としての血が騒ぐのか...、
ただ屋外で酒を飲みたいだけなのか...、

真相は薮の中としておいて、パリに居た頃もこの季節になると
アーティスト仲間で集まっては花見に繰り出していました。

なかでもパリ郊外のソー公園での花見は忘れられない想い出です。

大きな公園だったので行き交う人も少なく、ゆったりと満開の桜を楽しみながら、
酒を飲んで、ギター弾いて、おまけにドッチボール(!)もやりました。

たまに通る人も混ざったりして、酒を飲みながらシミジミと、
思いがけず三十代で、しかも外国でこういう時間を持てた喜びに
浸っていたことを思い出します。




あっという間に三月も中盤に差しかかりました、早い…。

ボクは相変わらず描いています。
じつは三月に入ってから、腰を落ち着けて制作する時間が少なかったのですが、
ちょうど今の作品にも煮詰まりかけていたので、良いインターバルとなりました。
そろそろエンジン全開で行きたいと思っています。

と、そんなモーレツに忙しそうなことを書いておいて、
先週シンディ・ローパーのライブへ行ってきました。

彼女の1stアルバム「She's so Unusual」は名盤でした。ボクは十代そこそこで、
多分洋楽などを聴き始めた最初期に接したアルバムだったと思います。

でも当時はたしか「N.Y.はダンステリア」とかいう邦題で発売されていて、

「なんのこっちゃ?」

と、子供心にも思ったことを覚えています。

あの頃は気軽にレコードを買うことも出来なかったので、レンタルテープ店で
借りて、コピーして聴いたものです。レンタルテープって、大人になった今
考えてみるとビミョーな商売ですね。店にダビング機とかありましたし。
まぁ、現代とは比べ物にならないほどレベルもクオリティも低いものでしたが、
それでもお金のない子供には重宝な手段でした。

それはさておき、シンディ・ローパーです。もう五十代とは思えないほど
身体も声も衰えておらず、パワフルなステージをこなしていました。

何よりも遠い国の歌手が、一年前を決して忘れずに考えてくれていることに
感激しました。

個人的には、あの頃一番好きだった「All through the Night」を
生で聴くことができて、懐かしく、じつに嬉しかったです。



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あの日から一年が経ちました。
先週はじめて岩手に行きました。これからまだまだ長い時間が必要だと
思います。あらためて自分の出来ることと為すべきことを果たして行こう
と思いました。

このブログももう少し続けていきたいと思います。
これからもどうぞ宜しくお願いいたします。








久しぶりの更新です。
気がつけば2月ももうすぐ終わり...って時間の経過、早すぎです。

ボクは相変わらず描いています。
前回に引き続き、今は数枚の作品を同時に制作しています。
どれも中盤から仕上げというところまで来ましたが、毎回ここからが
分かれ道となります。迷いなく筆を置けるときもありますが、大抵は
全くそうではないので困ったものです。

今までの経験から、あまり気合いを入れ過ぎるとおもいっきり空回りするので、
誰も窺い知れないところで静か〜に燃えつつ、多少でも良い作品を仕上げたい
と思っています。


さて少し前の話になりますが、丸の内で行なわれている
オディロン・ルドン展に行ってきました。

会場の三菱一号館美術館は、建物への思い入れが強すぎたのか、若干
不思議な名前ですが、展示室が全て板張りフロアで、なかなか雰囲気
のある心地良い美術館でした。

驚いたことに、今回の作品は全て岐阜県美術館の収蔵作品だそうです。
ルドンってこんなに日本にあったのですね。モノクロの作品はもちろん、
パステル、油彩とルドン作品だけでも充実した展示数でした。

じつは終盤に彼と縁のある同時代の画家たちの作品もありましたが、
ルドン鑑賞で燃え尽きてしまい、ほとんど観ることができませんでした。

今回の目玉は三菱一号館美術館が購入した「グラン・ブーケ」という
パステル画です。約249×163㎝ですから、キャンバスで考えるとM200号(!)
というところでしょうか。まずその大きさに驚きます。ルドンに限らず、
これほど大きいパステル作品は初めて観ました。

この作品はブルゴーニュ地方のある伯爵から、城館の大食堂の装飾を依頼されて
描いた十数枚のなかの一枚だそうです。現存する他の作品はすべて国の所有になり、
現在はオルセー美術館に保管されていて、この一枚だけそのまま城の大食堂に
掛けられていたと、説明には記されています。

なぜこの作品だけ残されたのか、詳しい事情は判りませんが、100年以上も
飾られていて(しかもパステル画)、よくこの状態で残っていたものです。

演出といいますか、展示の方にもかなり気を遣われていて、闇の中から
青と黄の鮮やかな色彩が目に飛び込んできます。

ルドンはモノクロ作品も素晴らしいですが、たとえば自分の制作で色を使いたい
と思ったときは、彼の美しいパステル画や油彩の作品群が必ず頭に浮かびます。

う〜ん、いつの日か、あんな作品を描いてみたいものです。


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プロフィール
HN:
今尾則之
年齢:
41
性別:
男性
誕生日:
1971/02/13
職業:
画家
趣味:
古本屋巡り
自己紹介:

東京都生まれ。

1993年 日本大学芸術学部美術学科絵画コース卒業。

2000年 フランス留学(パリ)

2001年 アカデミー・ド・ラ・グランショミエール在籍

2004年 フランス学士院芸術
アカデミー主催 Paul-louis WEILLERコンクール'04 入選

2006年 帰国

2006年〜08年 デッサン教室講師(池袋)

2009年 日本芸術センター主催 第3回絵画公募展入選

2010年 個展“La Résonance”
開催 (Gallery 5610/南青山)

2009年〜 アトリエ アート吉祥寺にて講師をつとめる。
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