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絵画教室アトリエオーブ/画家 今尾則之のブログです。
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夏を目の前にして、不安定な気候が続いています。

さて、前回お話ししたウェブサイトの新しい
コンテンツも着々と前に進んでいます。

そう、映画の予告編で言うと、

「撮影順調!」

...スミマセン、...もうしばらく時間下さい。


それはさておき、この春「おとなの芸術村」という、芸術全般のスクールや
展覧会を紹介しているサイトの方が取材に来て下さって、授業の様子など
アトリエについてご紹介していただきました。

そしてふと考えてみると、今までアトリエのウェブサイトやこのブログでも
会員の皆さんの作品画像を掲載したことがなかったので、今回ぜひご紹介
させて下さい。

まず、会員Kさんによる黒い鉢とコルクボールの鉛筆デッサンです。



じつはKさんの作品は6〜7年前にも拝見したことがありまして、僕にとっては
懐かしいデッサンです。黒い鉢は固有色の黒と反射の明るさとのバランスが
難しいモチーフでしたが、力強いタッチは以前とそのままに、さらに細部の
描写と作品全体が持つ緊張感に一段と磨きがかかっています。

次はAさんによる葛飾北斎「神奈川沖波裏」の油絵での模写です。



制作期間約半年の力作です。
僕自身の経験から、油絵は制作時間と作者のモチベーションとのバランスを
保つのが難しい画材だと思いますが、毎回丁寧に1つずつ要素を描き加えて
いく過程とその成果は、後ろで拝見していて爽快でした。
ご覧の通り、見事な完成度です。

最後はK’さんによる花をモチーフにした油絵です。



じつはこのモチーフは個人的に思い入れがありまして、以前講師をしていた
人物クラスの会員の皆さんが、このアトリエの開講祝いにお贈り下さった
ものです。造花ですが、樹皮や紙など自然の素材から作られています。

最初、K’さんからベルナール・ビュフェ風にしたいというご希望をいただき、
そこを出発点にご相談しながら、試行錯誤を繰り返し、最終的にはK’さん
オリジナルの作品を仕上げられました。背景の青と花の白や葉のグレーとの
コントラストが美しく、眼で追いづらい花びらも根気よく描かれていて、
迫力ある画面を作り出しています。

いかがでしたか。
毎回アトリエで皆さんの作品を拝見しながら、
絵描きの端くれとして襟を正される思いがします。
これからも定期的にご紹介させて下さい。

皆さん、本当にお疲れさまでした。
次回の作品も楽しみにしています。




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プロフィール
HN:
今尾則之
年齢:
53
性別:
男性
誕生日:
1971/02/13
職業:
画家
趣味:
古本屋巡り
自己紹介:

東京都生まれ。

1993年 日本大学芸術学部美術学科絵画コース卒業。
2000年 フランス留学 (パリ)

2001年 アカデミー・ド・ラ・グランショミエール在籍

2004年 フランス学士院芸術
アカデミー主催 Paul-louis WEILLERコンクール'04 入選

2006年 帰国
2006年〜08年 デッサン教室講師 (池袋)

2009年 日本芸術センター主催 第3回絵画公募展入選

2010年 個展“La Résonance”
開催 (Gallery 5610/南青山)

2012年 個展“Le Reotur”
開催 (Gallery 5610/南青山)

2009年〜13年 絵画教室講師 (吉祥寺)

2013年 絵画教室 アトリエオーブ開講 (代々木上原)
コメント
[02/09 NONAME]
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