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絵画教室アトリエオーブ/画家 今尾則之のブログです。
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気がつけば師走。
今年は例年にも増して、ものすごい勢いで日が経っています。
まさに年の瀬にふさわしい混乱ぶりです。

10月からスタートした第2回デッサン集中講座もいよいよ最後の課題となりました。今回講座の総まとめということで、複数モチーフのデッサンを3回かけて描いています。皆さんにとって初めての組みモチーフですし、初日は慣れるまでに多少時間を要しましたが、一昨日2回目を終えてほぼ同じペースで描き進めることが出来ています。講座の総決算ということで会心の一枚を仕上げていただけるよう、僕もさらに気持ちを込めて適切なアドバイスができるように頑張りたいと思います。

さて話は変わって、以前からアトリエウェブサイトのトップに「絵のよもやま話」というページを公開しています。もともと集中講座の予習で遠近法の起源を調べているうちに、そもそも西洋絵画はどうやって日本に入ってきたのかと興味が横道に逸れまして、いっそのことと新ページとしてまとめました。僕も調べるまで秋田蘭画についてほとんど知りませんでしたが、あの時代に出身や身分を超えて西洋絵画に魅せられて切磋琢磨した人たちの話を大変面白く読みました。

今、東京ミッドタウンにあるサントリー美術館でその秋田蘭画を主題にした「小田野直武と秋田蘭画」という展覧会が開かれています。最近ますます日々の生活に追われて、すっかり腰が重くなってしまった僕でしたが、「こいつは見逃しちゃいけない!」と早速行ってきました。



それまで書籍でしか見れなかった小田野直武や佐竹曙山の作品を直に、しかもこれだけまとめて見ることが出来てコーフンコーフンの時間でした。小田野直武といえば「不忍池図」が有名ですが、予想以上に大きな作品で、まるで「モナリザ」のように画像で見ていた時とまったく印象が違いました。そしてまた「不忍池図」も驚きましたが、同じく直武作の「鷹図」の作品力にもっと驚かされました。

「絵のよもやま〜」をまとめた後、小田野直武と平賀源内についてさらに知りたいと思って本や資料を探しましたが、自分の収集能力ではほとんど見つけることができず、結局そのままになってしまいました。今回実際に作品を見ることができて、あらためてこの二人について、ぜひどなたかが書いてくれることを心待ちにしつつ、、、また師走の喧騒に身を任せたいと思います。



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プロフィール
HN:
今尾則之
年齢:
53
性別:
男性
誕生日:
1971/02/13
職業:
画家
趣味:
古本屋巡り
自己紹介:

東京都生まれ。

1993年 日本大学芸術学部美術学科絵画コース卒業。
2000年 フランス留学 (パリ)

2001年 アカデミー・ド・ラ・グランショミエール在籍

2004年 フランス学士院芸術
アカデミー主催 Paul-louis WEILLERコンクール'04 入選

2006年 帰国
2006年〜08年 デッサン教室講師 (池袋)

2009年 日本芸術センター主催 第3回絵画公募展入選

2010年 個展“La Résonance”
開催 (Gallery 5610/南青山)

2012年 個展“Le Reotur”
開催 (Gallery 5610/南青山)

2009年〜13年 絵画教室講師 (吉祥寺)

2013年 絵画教室 アトリエオーブ開講 (代々木上原)
コメント
[02/09 NONAME]
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